「マイダイアリー」第1話～第5話の魅力を総まとめ！過去と現在が交錯する感動のストーリー

ABCテレビ「マイダイアリー」は、社会人一年目を迎えた恩村優希が、人生の日記を通じて過去の出来事を振り返る中で成長と絆を描く心温まるドラマです。

本記事では、第1話から第5話までのエピソードを振り返り、それぞれのストーリーの魅力をお伝えします。心に残るシーンや登場人物の心情を追体験してみましょう。

第1話：社会人一年目の葛藤と過去の出会い

社会人一年目の恩村優希は、仕事の合間に人生の日記を読み返し、大学時代の広海との出会いを振り返ります。

広海との思い出は、春風が吹く桜の季節から始まり、彼の忘れたリュックを拾うところからエピソードが展開されます。

優希は、名前も知らない持ち主のリュックを探す中で、同級生や仲間たちとの交流が生まれ、温かな絆が育まれていきます。

一方の広海は、学食で困っているところを虎之介に助けられるなど、運命的な出会いが彼の物語を動かします。

第1話では、新しい環境に戸惑いながらも自分自身を見つめ直す優希の姿が描かれ、視聴者に共感を呼び起こします。

第2話：未来への不安と“心配性同盟”の絆

恩村優希と和田虎之介の共通点として描かれる「心配性」のエピソードが物語の軸となります。

社会人としての新生活に踏み出した優希は、ファミレスで虎之介と再会。学生時代と変わらず絆創膏を持ち歩く二人の姿が描かれます。

また、人生の日記を読み返すことで、大学時代の思い出が鮮やかによみがえり、彼らが「心配性同盟」と呼び合う仲になった経緯が明かされます。

一方で、進路に悩む虎之介が、企業インターンの面接に挑む姿が描かれます。その決意は、不安や迷いを抱えながらも前進しようとする姿勢を表しています。

雨の夜にバイト先で出会う女性客とのエピソードが、彼の人生に小さな刺激を与え、優希や広海たちと違った個性を際立たせます。

第2話では、不安や葛藤の中で前向きに成長するキャラクターたちの姿が印象的に描かれます。

第3話：友情とアイドルへの情熱が交差する日々

恩村優希と仲間たちの日常が描かれる第3話では、友情と個々の情熱、そしてまひるが秘めるトラウマが物語を深く彩ります。

まひるは、アイドルグループ「F1RST SENSE」の活動を楽しむ一方で、人間関係に不安を抱えています。その背景には、子供の頃に経験したトラウマが影響しています。特に「人前で自然体になれない」という悩みが、彼女の心の壁となっています。

彼女が「二人の前であくびができない」と打ち明ける場面では、自分を素直に表現することへの恐れが垣間見えます。その言葉に、優希や愛莉は彼女の不安を感じ取り、寄り添おうとします。

また、仲間たちで夏休みの計画を話し合うシーンでは、動物園や水族館といった行き先を提案しながらも、まひるはどこか遠慮がちです。しかし、彼女の中で仲間たちとの時間を大切に思う気持ちは確実に育まれています。

トラウマに縛られながらも友情に向き合おうとするまひるの姿が、第3話の中心的なテーマです。その葛藤が描かれることで、彼女の心の変化が視聴者にも強く響きます。

第4話：心の秘密と初恋の影

恩村優希と仲間たちの日常が続く第4話では、長谷川愛莉が抱える「好き」を理解できない悩みが浮かび上がります。

優希の家庭教師先の教え子である田中遥斗が、ハロウィンで「好きなキャラクターの缶バッジをもらいたい」と願いを伝えるところから物語が動き出します。この純粋な願いを叶えるため、優希は仲間たちに協力を求めます。

愛莉、白石まひる、和田虎之介、徳永広海が集まり、帽子を作る作業に取り組む中で、自然と「初恋」をテーマにした会話が始まります。しかし、愛莉だけは頑なに自分の気持ちを語ろうとしません。その背景には、「好き」という感情がわからないという彼女特有の悩みがあります。

そんな中、愛莉のバイト先では、先輩の島田和沙（演：SUMIRE）が登場します。和沙は明るく面倒見の良い性格で、愛莉に仕事のアドバイスをする場面が印象的です。この関わりが、愛莉が自分の悩みと向き合うきっかけの一つとなります。

さらに、愛莉がこっそり優希の似顔絵を描いていることが発覚し、彼女の中に少しずつ芽生え始めた感情の変化が描かれます。仲間たちの支えの中で、彼女の心が少しずつ開かれていきます。

第4話では、「感情を分かち合うことの大切さ」がテーマとなり、愛莉の孤独や葛藤が丁寧に描かれています。視聴者は、彼女の心の成長に共感し、仲間たちの絆の力を感じ取ることができます。

第5話：似顔絵が紡ぐ感情と再会への期待

長谷川愛莉（見上愛）と久しぶりに電話で話した恩村優希（清原果耶）は、愛莉が似顔絵を描くときに感じる「気持ちが整理される」という思いを聞き、自分も徳永広海（佐野勇斗）の似顔絵を描き始めます。

しかし、広海への複雑な感情を抱えた優希の手は途中で止まります。ため息をついてうつむいた彼女は、ふと自分の靴下を見つめ、そこから1年前の記憶を辿ります。

1年前の2月、期末テストに挑む優希は、気分転換にインドカレーを提案しますが、愛莉と白石まひる（吉川愛）には却下され、広海と二人で行くことに。すでにテストが終わり、仲間たちの集まりに向かう広海は、いつもと違うかしこまった服装で現れます。優希はカレーがシャツに飛ばないように気を配りますが、広海はスプーンを落として靴下を汚してしまうハプニングに見舞われます。

その後、広海は優希をテストに送り出し、一旦帰宅して汚れた靴下を履き替え、ギフテッドの子供たちを支援する財団の同窓会へ向かいます。会場に遅れ、戸惑う広海に声をかけたのは、同窓生の増田克弥（福崎那由他）。左右色違いの靴下を履く克弥との会話を通じて、広海がかつて抱えたギフテッドとしての苦悩や孤独が少しずつ明らかになっていきます。

一方、優希、愛莉、まひるの3人は和田虎之介（望月歩）の働くファミレスに集まり、仲間全員で『第2回心のふるさと会』を企画。春休みに向けた旅行計画を立てる中、学生時代の温かな絆が改めて描かれます。

第5話では、広海のギフテッドとしての背景やそれに伴う葛藤が描かれるとともに、似顔絵を通じて優希が広海への思いを整理しようとする姿が印象的です。視聴者は、彼らが持つそれぞれの悩みや成長を見守りながら、物語の次なる展開を期待することでしょう。